海外の緑化事情

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第7回 台湾の緑化事情

国中に向けて省エネルギーを啓蒙する台湾

台湾と言えば大阪(関空)からわずか3時間でいけるために、手軽な海外旅行先としても人気が出ています。とくにジェットスター・Peachなどの格安航空会社(LCC)で直行便がでていることもあり、さらなる人気が高まっているようです。

先日Peachのキャンペーンで、台湾の高雄へ行きつけのマッサージ屋を探しに行くチケットという命題で、???とおもうチケットが売り出されています。電車賃並みで高尾にいけます。

そんな台湾ですが、近年までは経済発展を最優先してきた背景もあり、都市部の緑化事情は十分には行われてきませんでした。また、公園整備においても日本の都市公園法のような法律がなく、自治体の管理となっているために、都市によってまちまちなようです。

ただ環境として、地球温暖化対策として、二酸化炭素排出量の削減については大きな目標を採択しています。長期目標としては、2050年には2000年の排出量の半分にするとのことです。

その為に、国中に向けて省エネルギーを啓蒙していき、省エネ機器の購入を呼びかけたり、住宅もエコ建築の推進が行われています。

街中では、バイクの排気ガスの臭いがすごいというイメージも有るなかで、エコロジーとして自転車が推奨されています。専用道の整備や行った先でチョイノリが出来るようなシステム、なにより電車に自転車で乗れるというのがすごいですね。

自転車は駅まで。というイメージですがそのまま電車に乗り、目的地についたら自転車で移動する。かなり徹底した政策だと思います。

都市部では人口の集中とともにビルが密集していくなかで、近代都市の悩みの種である、ヒートアイランド現象の悪化。高雄市では軍事施設が多い為に、公園緑地の開発がしづらかったりしたために、郊外の開発には緑地は必須。土地スペースのない旧市街地には街路樹を植える。ビルの屋上や住宅のベランダを緑化するということを決めています。

GIGABYTEという起業は一般的にはあまり知られていないかもしれません。パソコンのハードメーカーで、パソコンに詳しい方ならご存じだと思います。

台湾にある本社ビルに温暖化対策を施した、エコ屋上庭園を構築して話題となっています。

http://www.gigabyte.jp/Press/News/-46 

一企業として、宣伝効果も考えられているでしょうが、蒸散作用で屋上の温度の低減、建物内部の温度の低減。それに伴う維持費の低減。二酸化炭素の吸収により環境への影響などを考えると、膨大なコストダウンとともにエコロジーに貢献しているのではないでしょうか。

世界の先端を行く起業の本社が、こうした取り組みを行う事で、地元の環境への貢献だけではなく、世界に向けてアピールする事も出来るので、世界に向けての啓蒙活動にも役立っていると思います。

2016年末に、台北市長が、屋上緑化計画を実施すると発表しています。

民間の建築物の屋上に助成金を出して、緑化を推進する。緑は人への好影響もあり、ヒートアイランド現象の緩和、屋上の夏の気温上昇を抑え、エアコンの使用量をさげることができるなどのメリットを解いたと報道されています。

LCCに乗って、台湾まで涼みがてら、マッサージに行ってくるわ。という時代が本当に来るかもしれませんね。

 

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