緑化スタイルは、緑化でヒートアイランド現象の緩和に貢献、緑を増やして地球環境の向上を目指します。
緑化スタイル・屋上緑化に使用される、セダムのメンテナンス
屋上緑化での環境は、乾燥・強風など、さまざまな悪条件があり、とても厳しい環境です。植物も生き物ですので、定期的なメンテナンス(セダムの手入れ)が必要になります。
排水口の清掃、肥料の散布、除草、などもメンテナンスが必要ですが、年に数回程度ですので、屋上緑化の維持管理コストを抑える事が可能です。
屋上緑化維持管理注意事項
薄層屋上緑化のメンテナンス詳細は次の通りです。点検は建物の管理者が実施してください。維持管理作業は専門業者とのメンテナンス契約をお勧めします。
メンテナンスの契約金額については、ご相談ください。
メンテナンスには水を使用するので、屋上には必ず散水栓を設置してください。
維持管理項目 | 維持管理注意事項 | |
---|---|---|
点 検 |
植栽域の点検 | □植物の生育状況を観察し、必要に応じて、除草、施肥、病害虫防除を実施してください。 □土壌の飛散、流失が見られる場合は、土壌の補充を行い、必要に応じて飛散・流失防止策を講じてください。 □台風到来が予測される場合は、事前に緑化システム等の固定状況を確認し、不具 合箇所は修復してください。さらに、台風や豪雨のあとの点検も実施してください。 □植栽域内の排水ドレン、排水路(溝)を点検、清掃してください。 |
植栽域周辺部 の点検 |
□排水ドレン付近および排水路(溝)に落葉、泥、土壌、ごみ等がないか点検し、清掃してください。台風・豪雨の前後の点検をお勧めします。 □防水層が露出されている場合は、表面の損傷がないか確認し、損傷が見られた場合は速やかに補修してください。 |
|
維 持 管 理 作 業 |
灌水 | □セダムは本来乾燥に強い植物ですので、通常は自然降雨以外の灌水は必ずしも必要としません。ただし、10日から2週間程度降雨がない場合は灌水をお勧めします。 □手動や自動潅水装置による定期的な灌水も適量であれば植物の生育には好ましいことです。しかし、過剰な灌水は過湿、蒸れによる植物の衰退・枯死をもたらしますので、灌水条件の設定(灌水量や灌水間隔等)には十分注意してください。特にタイマーによる自動灌水の場合は、季節ごとの設定変更が必要です。 □灌水にあたっては、夕方涼しくなってからの時間帯あるいは早朝、全面にまんべんなく行うことが大切です。過度に灌水したり、日中の暑い時間帯に行うと、蒸れの原因となりセダムの生育上好ましくありません。 □灌水条件は緑化システム、地域、環境条件によって変動しますので、対象物件の施工業者もしくは緑化システム供給業者にご相談ください。 |
除草 | □薄層であることから、一般の緑化よりは雑草が生育しにくい環境にありますが、雑草が繁茂するとセダムが被圧されて著しい生育不良にいたりますので、雑草が繁茂する前に除草してください。 □雑草が結実してしまうと、種子を落としてしまい、除草後も雑草発生しやすくなりますので、できるだけ結実前に除草することをお勧めします。 □定期的な灌水を実施している場合は、雑草も発生しやすく、成長も早くなりますので、こまめに除草することをお勧めします。 □施肥を行うと、雑草の生育も助長しますので、施肥前に除草を行うとともに施肥後も比較的短期間で除草することをお勧めします。 □除草剤など薬剤による除草はできませんのでご注意ください。(各社で指定もしくは推奨除草剤がある場合は除きます) |
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施肥 | □本来セダム類は一般の植物に比較して肥料をあまり必要としませんが、セダム類の安定的な生育及び維持には年に1〜2回程度の施肥が必要です。 □肥料効果を効果的に作用させるため、施肥直後の散水をお勧めします。 □肥料の種類・用法によっては、セダムの生育に悪影響を与えかねませんので、対象物件の施工業者もしくは緑化システム供給業者にご相談ください。 |
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病害虫防除 | □植物の生育環境の点では屋上は苛酷な環境にありますので、一般的な緑化と比較すれば、病害虫は発生しにくいと言えますが、気候条件等により、まれに発生することがあります。その場合は速やかに防除措置を講じてください。 □薬剤の種類・用法によっては、セダムの生育に悪影響を与えかねませんので、対象物件の施工業者もしくは緑化システム供給業者にご相談ください。 □大量に花がらが残っていると、病害が発生しやすくなりますので、除去することをお勧めします。 [病害例] 白絹病・うどん粉病・疫病・黒腐病・立ち枯れ病等 [害虫例] ヨトウムシ・アブラムシ・ドウガネブイブイ・ナメクジ・ネジラミ等 |
メンテナンスは難しいものではありませんので、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。
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