緑化スタイルは、緑化でヒートアイランド現象の緩和に貢献、緑を増やして地球環境の向上を目指します。
緑化スタイル・セダムのお手入れについて
セダムのお手入れ方法
10月の屋上緑化(セダム)メンテナンス
10月のメンテナンス
10月に入ると寒暖差が大きくなり、紅葉の話も聞かれるようになります。
生育の充実するこの秋は屋上緑化が綺麗な時期の一つです。
10月は屋上管理の締めくくりとして肥料を与え、株の充実を行いましょう
肥料は複合肥料を選んで使いましょう。
肥料の基礎知識
肥料の成分の過不足で起きる症状
成分 | 記号 | 過剰の場合 | 欠乏の場合 |
窒素 | N | 過繁殖 | 下葉の黄変・衰退 |
軟弱徒長 | 低草丈 | ||
耐病性低下 | 分けつが悪い | ||
リン | P | 障害として現れにくい | 窒素欠乏の軽い症状 |
葉色が赤みを含む黄色に変化 | |||
カリ | K | 部分的な黄変 | 根に障害現れる、根腐れ |
微量元素の働き
カルシウム
欠乏すると根・葉先の生育障害を起こす。過剰になるとpH障害を起こす。
マグネシウム
マグネシウムが不足するとクロロフィルの働きが低下し、光合成を障害が発生します。
時期と量
水に溶けている肥料を吸収するのに適した時期は植物に活力のある春から秋です。冬季や夏期など植物によっては弱っているときに肥料を施すと、水と一緒に吸収するために活力を消耗してしまいます。これを防ぐには溶け出す肥料濃度が関係してきます。
肥料は水に溶けた状態で吸収されます。その濃度が高いほど吸収するには多くのエネルギーが必要となるため肥料の溶け出す量をゆっくり調整する必要があります。この事に気づかず多く与えると植物は溶けだした肥料濃度のために水分も吸収することができなくなってしまいます。また高濃度肥料(高度化成)が葉の上に付いた場合、肥料のとけ出す濃度が高いため植物体より水分を引き出し部分的に漬け物状態が発生し傷つきます。施肥量が多いと植物の根を痛め「肥料焼け」が発生します。
肥料は「過剰に与えてはいけない」と言われるのはこのためです。
緩効性と継続期間
屋上緑化には普通「緩効性肥料」が使われます。
緩効性肥料は肥料分が樹脂などに覆われ、水やりのたびに樹脂の間から溶けだして効果が出ます。肥料選びは溶出期間と成分比率で選びます。一般に溶出期間は気温20度台での性能を表している場合が多く、低温で長くなり、高温で短くなります。屋上緑化で使用する場合は6割程度の期間に短縮されると見た方がよいでしょう。
施肥量
施肥は各社の培土に含まれる肥料成分の量により異なります。
一般的な使用量は、一握りを1平方メートルを程度といわれています。
セダム緑化では、施肥量を間違えると翌年枯損する場合もあります。
疑問の場合は下記の問い合わせにて質問してください。
肥料の品種
速効性肥料
速効性の肥料です。日常管理に使用します。
一般肥料
市販品。メンテナンスには8−8−8程度が適します。
遅効性肥料
季節毎の管理用。
多くの品種があり便利そうですが注意が必要です。
弊社にご相談いただきましたら、最適なアドバイスをさせていただきます。
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