街の歴史と鋳物

埼玉県川口市は、東京都心より京浜東北線で北方向に向かい、荒川を越した場所に位置します。
電車沿線の風景は、郊外の近代都市的な高層ビルは十数棟建ち発展途上の元気な街です。

今回は川口市の荒川沿いを散策。
この町は古い家並みが荒川沿い点在し、そのほとんどが鋳物関係でしょうか煤けた外壁の町工場が広がっています。
少し大きな家には社を設けてあり古くから栄えた町がうかがえます。
歴史は古く鎌倉時代に川口のあたりを鎌倉街道中道が通っていたことが古文書からも判ります。

この町では、此処しかない物「鋳物」を発見しました。
これは何と防火用水でしょうか。
鋳物で作った水桶はびっくりします。
神社の軒下にあるのはこの地域の特徴でしょうか。
戦後作られたようですが、サビも少なく品質の良さが判ります。
最初の写真は駐車場の脇に、点在する多くの水桶は神社の軒先で見かけました。
歴史と鋳物の町を象徴する遺物です。

文：技術部 山下律正

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