山陰海岸に自生するタイトゴメの越冬姿をご紹介します。

タイトゴメは個体差が激しく、大型からモリムラマンネングサに近い小型種まで多く自生します。この場所（山陰海岸）は小型種の生息地で、波打ち際より５ｍから１０ｍの範囲に自生しています。

波打ち際に近い場所では、４ｍの波が打ち寄せれば海水をかぶる環境ですが、ブロックの継ぎ目、ブロックの空間にたくましく自生しています。

一方波打ち際から１０ｍ程度離れた場所では、雑草に被圧されていますがよく見るとロゼット状（放射状）に株を保って春を待っています。
セダムの、飾らず・誇らず、たくましくいきる姿に感動します。

この写真に見える植物はタイトゴメではありません

タイトゴメは写真の植物の中に隠れています。

矢印の丸で囲った場所がタイトゴメです

夏〜秋の雑草が繁茂する時期はひっそり過ごし
初春、一面緑の絨毯として覆い尽くします。

文：技術部 山下律正

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